ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
2021/4/1より、楽天ゴールドカードはその存在意義を失うレベルの改悪がなされます。
そこで今回は、今後も楽天ゴールドカードを持ち続けるか否か検討し、年会費の返金手続きと楽天カードへのダウングレード手続きについて解説します。
サービス改定という名の改悪へ
2021/4/1以降より、楽天ゴールドカードの特典ポイント付与率が通常の楽天カードと同じになります。
これは実質、大改悪を意味する非常に残念なニュースです。。
楽天ゴールドカード最大のメリットは、楽天市場での楽天ポイントの付与率が楽天カードの+2%になる点。
年会費2,200円(税込)で+2%アップするので、年間110,000円以上の買い物をすればオトクになる計算でした。
この条件は、楽天ふるさと納税を利用すれば比較的カンタンにクリアできたので、楽天経済圏*民にはアツイ特典だったのです。
*楽天経済圏=楽天サービスをフル活用して楽天ポイントの付与倍率を高めるライフハック術
楽天ゴールドカード最大のメリットが廃止になる以上、もはや魅力ゼロです。
ちなみにサービス改定後の措置として、誕生付きなら+1倍という特典が付きますが、これは年会費を払うメリットにはなりません。
(余談)サービス改悪の背景は?
余談ですが、サービス改悪の背景にはおそらくこの2つの影が見えます。
- キモ入り事業(楽天モバイル)の拡大
- 楽天経済圏で回収する
2020年度、楽天モバイルは1年間無料キャンペーンを引っさげてユーザー拡大を狙っています。
事業としてはまだ赤字でしょうが、楽天モバイルの目下の役割は「種まき」です。
楽天モバイルユーザーを増やし、さらには楽天経済圏に囲い込むこと。そのための投資期間なのでユーザーに手厚い特典(1年無料)を行っています。
一方、楽天カード・銀行・証券を中心に盤石な楽天経済圏。
こちらはこれまで甘い蜜によって十分に囲い込みを終えたので、ここからは引き締めに入ろうという段階に思えます。
種まき期の楽天モバイルは手厚く、回収期の楽天経済圏はサービスを一部改悪し、グループ全体として利益を向上させていく。
そんな流れの一端を見ているのが今回の出来事なのでしょう。。
今後の身の振り方はどうするべきか
ハッキリ言って、年会費2,200円を払って楽天ゴールドカードを持ち続ける魅力はないと思います。
だとするとユーザが取るべき選択肢は、
- 楽天カードへのダウングレード
- 楽天プレミアムカードへのアップグレード
- 楽天自体から足を洗う
この3つしかありません。
結論から言うと私は①を選択するので、今回これ以降に説明する手続きも①ベースでお話していきます。
楽天経済圏を見切るつもりなら③もアリですが、それは一旦置いておきます。
①と②の分水嶺をどのように判断するかについては、Twitterで見かけたこちらのツイートが非常に参考になります。
見やすいように画像を引用させていただきました。↓
楽天プレミアムカードなら、楽天市場での楽天ポイント付与+2%の特典は引き続きあります。
ただし基本的には年間550,000円分の買い物をしないと年会費をペイできないので、楽天市場のヘビーユーザでない限りは①で対応すれば良いと思います。(楽天ポイントせどりなどをやる方は楽天プレミアムカードがおすすめ)
手続きに関する注意点
今回のサービス改悪を受けて、2021/1/14までに入会した楽天ゴールドカードに関しては、2021年分の年会費の返金手続きとカード切り替え手続きが可能です。(手続きを希望する方は2021/3/31までに必ず実施してください!)
また、これらはオンライン手続き可能ですが、それぞれ別の入口で受け付けているので忘れずに対応しましょう。
返金手続き(2021/3/31まで!)
楽天e-NAVIもしくは楽天カードアプリにログインして、お知らせアイコン(アプリの場合は↓青い囲いのマーク)をクリック。
メッセージボックスにある「楽天ゴールドカード サービス改定のご案内」というメッセージを開く。
このメッセージで案内しているのは、
- 支払い済みの年会費の返金(①②③で共通の必須対応)
- 楽天ゴールドカードから楽天プレミアムカードへの切り替え(②のための対応)
- 楽天ゴールドカードから楽天カードへの切り替え(①のための対応)
- 2021/4以降のカード解約(③のための対応)
上項で述べた①~③の対応はすべてこのメッセージから手続き可能。(今回は太字の①の対応を説明)
当該メッセージを真ん中までスクロールすると下記の記載があるので、「年会費返金のお手続き」をクリックして申請フォームへ進む。
以降、ご留意事項がつらつらと書かれているので要点をまとめます。
- この手続きで完了するのは返金のみ(カード切り替えは以下で別途手続き)
- 返金先の口座は2021/3/31までに登録されている引き落とし口座
- このメッセージ以降(2021/1/14~)に入会した楽天ゴールドカードは返金対象外
- 返金手続きは2021/4/1以降、順次対応
最後に必須項目を入力して申し込み手続きすれば完了、登録しているメールアドレス宛に受付完了メールが届くのでなくさずに保管しましょう。
※この手続きで今年の年会費は返金されますが、カード切り替え手続きまでしないと次年は請求されるのでご注意ください!
楽天カードへのダウングレード手続き(2021/3/31まで!)
同メッセージを下までスクロールすると下記の記載があるので、「楽天カードのお申し込み」をクリックして申請フォームへ進む。
こちらもご留意事項の要点をまとめます。
- 切り替え手続きは2021/4以降、順次対応
- 手続き完了までは手元のゴールドカード使用可能(切り替え手続きの前にはメールで案内あり)
- 現在のゴールドカードと同じブランド(Visa/JCBなど)で切り替わる
- クレジットカード番号が変わる=クレカ払いの設定変更を忘れずに!
- 楽天Edyの残高は引き継がれない=切り替えまでに使い切ること!
- ETCカードが有料化(プラチナ・ダイヤモンド会員なら引き続き無料)
赤字のポイントは特に気を付けておきたい点です。
ダウングレードに伴う影響をしっかりとご確認のうえ手続きを確定しましょう!
この時点では「受付完了」のメールが届くだけなので、切り替え手続きが開始する2021/4以降まで保管しておきましょう。
★5/12追記:やっと届いた切り替えの案内!
なかなか案内届かないな〜。。
いつから始まるんだろう。。
5/12にようやく以下のメールが届きました!
待ちくたびれている方もそろそろ届くはずですよ!
切り替え後は旧カードが使えなくなる点に注意です!
まとめ:楽天経済圏はまだいけるが、他の経済圏の情報収集はしておきたい
楽天ゴールドカードのサービス改悪に伴って、今後の身の振り方および然るべき手続きについて解説しました。
少なくとも楽天ゴールドカードを持ち続けるメリットは見えず、たいていの方は楽天カードにダウングレードする方が得策になるはずです。
楽天ポイントを最大限活用する楽天経済圏は、これまで非常にウマいライフハックであり続けてきただけに残念過ぎるサービス改悪でした。。
個人的には、まだ楽天経済圏をやめようとまでは思いませんが、今回の綻びが崩壊の序章にならないことを祈っています。
使い勝手の良いポイント制度を持っている競合他社は、虎視眈々と経済圏ビジネスを拡大しようとしています。
(たとえば利用店舗がどんどん増えているdポイントのドコモ経済圏、TポイントやPayPayを囲っているYahoo!経済圏などなど)
サービスは常に変化するものだと念頭に置き、他の経済圏の情報も気にかけておきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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