株式投資って結局ギャンブルじゃないの?
稼いだお金を投資に回すのって何だか怖いよね・・・
「投資が怖い」という方は「ギャンブルと同じなのでは?」という感覚をお持ちの方が多いかもしれません。
リスクを重視する考え方は確かに大切ですが、
株式投資に関しては「ギャンブルしない投資術」があり、
それを数値的に証明することができます。
結論から言うと、「米国株への長期投資」が限りなくギャンブルしない投資術の一つです。
今回はその根拠となるデータをいくつか提示し、初心者にもわかりやすく説明してみたいと思います。
少しでも「投資を始めてみようかな?」と思うきっかけになれば幸いです。
米国200年における投資の歴史
まずはこちらのグラフをご覧ください。
これは【米国において代表的な資産(株式・長期国債・短期国債・金・ドル)に1ドルずつ投資し、200年後どれだけ成長したか】を表すものです。
今回押さえておきたいのは、
- 株式の価値は約60万倍に成長した
- 現金(ドル)の価値は10分の1以下になった
という2つの事実です。
この当時の時代背景もありますが、それでも株式の成長性と現金の不安定さがよくわかるデータです。
✓「現金だけでは資産形成にならない」という話題については以下で特集しました。
本記事では、なぜ株式が上がり、現金が下がったのかについて簡単にまとめます。
なぜ「株式」は上がった?
株式の価値は経済成長に起因します。
資本主義社会に生きる私たちは、よりお金を得て、より発展するために、経済を回すことが中心の生活をしています。
つまり、この社会構造が続き、私たちが「今より良くなりたい」と思い続ける限り、
経済状況に連動する株式という資産は、基本的に右肩上がりしていくわけです。
なぜ「現金」は下がった?
一方、現金はなぜマイナスになったのでしょうか?
大きな要因は「インフレ」が考えられます。
インフレとは、モノの価値(物価)が高まり、お金の価値が相対的に低くなることです。
インフレが進んだことで、現金の価値は徐々に下がっていったのです。
日常においても、短期的にはインフレを感じることはあまりないかもしれませんが、200年という長期間ではインフレの進行を見て取れるでしょう。
直近10年の値動きの傾向
200年間の傾向では株式が強いことはわかったよ。
でも最近はどうなの?
そうですね。
では米国株のもっとも一般的な株価指数「ダウ平均株価」の10年チャートを見てみましょう。
直近10年という比較的短い期間でも、約2倍以上の成長性をみることができます。
2020年は、新型コロナによる世界的経済不安で一時大暴落したものの、2022年1月現在は大きくV字回復しています。
経済を中心とした社会が健在であることがよくわかります。
どんな時代でも「経済」は回り続け、「株式」はそれに連動して成長します。
これこそが「株式」という資産の強みです。
ただし、暴落も必ず起こるというのが株式投資のリスクでありサダメです。
コロナショックでも数カ月ずっと株価が下がり続ける状態がありました。暴落の最中は「もう元に戻らないのでは・・・?」という不安にさいなまれるかもしれません。
そんな時期でも、上記の200年チャートの長期的な傾向を知っていれば、強い意志を持って将来のV字回復に期待が持てるでしょう。
長期投資による元本割れリスクの減少
「元本割れリスク」のシミュレーションについても見ておきましょう。
以下のグラフは、【米国株に長期投資した場合、元本割れリスクがどうなっていくか】を表しています。
米国株の場合、15年投資を続けた時点でリターンの下限がプラスになるため元本割れリスクがなくなるというシミュレーションになります。
これが「長期投資がギャンブルになりにくい」理由です。
株式の成長(時間をかけて価値を高めていくこと)により、長期保有することで負けにくい投資になっていくのです。
米国200年チャートから、投資をはじめる動機を得る
米国200年チャートに見る株式投資の大局観を述べました。
株式投資は長期的に行うほど成長の恩恵があり、元本割れリスクが減少していくことがわかったかと思います。
私自身も、この事実を知ったことで投資を始める決心がつきました。
日本ではいまだに貯金の文化が根強く残っていますが、これからは投資資産を駆使した資産運用が求められる時代です。
本ブログは、株式投資の知識がゼロの初心者でも最低限必要な知識が得られるまとめ記事を用意しています。
カンタンに読めるように内容を厳選したので、気になる方はこちらもぜひご覧ください。
✓「株式投資の始め方」についてのまとめ記事
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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