ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
市場調査やマーケティングサポート事業で国内首位の「インテージHD(4326)」は、今後も増配が期待できる長期投資に適した高配当銘柄です。
これについて私の基準に基づいて分析した結果を述べていきます。
会社概要
「インテージHD(4326)」は国内首位の市場調査企業で、収集したデータを駆使して顧客へのマーケティングサポートを行う事業を柱としています。
多くのグループ会社を有し様々な業界に特化した事業展開をしており、インテージHDはその統括となる親会社として機能しています。
ビッグデータの扱いに長けている点が時世にもマッチして、成長が期待できる(最低でも衰退はない)業界かなという印象です。
基本情報
インテージHDの直近データを確認してみます。
過去5年間の株価はこの通りです。
2017年末~2018年初頭をピーク(1,400円超え)として、その後は800~1000円付近が相場となっていました。現在はコロナショックにより、さらに下落している形です。
直近の基本情報は以下の通りです。
株価 | ¥745 |
配当金 | ¥30 |
配当利回り | 4.03% |
配当権利確定 | 12月 |
インテージHDは株主優待があり、頂ける品物は以下の通りです。
必要株数 | 優待内容 |
100株以上 | クオカード 500円相当 |
200株以上 | クオカード 1,000円相当 |
400株以上 | カタログギフト 2,000円相当 |
1,000株以上 | カタログギフト 4,000円相当 |
5,000株以上 | カタログギフト 8,000円相当 |
★配当利回り
コロナショックによる株価下落のため2020年4月現在は、私が投資したい基準「配当利回り4%」をギリギリ超えています。
ただし、ここ数年の相場では700円台になったことがなく配当利回り4%を超える瞬間はありませんでした。大荒れの今だからこそ絶好の買い場であると考えられます。
経済が回復に向かえば順調に株価を上げていきそうで、配当利回りはすぐに基準以下となる可能性があります。よって、割安で買えるタイミングを狙って積み上げたい銘柄です。
過去5年間における配当金の推移
配当金の推移はどうでしょうか。
増配傾向 or 減配していない実績が見えると、長期投資家としては安心できます。
★配当金の傾向
順調に右肩上がりで「連続増配」しています!
すばらしい累進配当実績です!長期投資において大変安心感があります。
★配当性向
配当性向は、稼いだ利益のうち配当金に回した割合です。
日経上場企業の平均は30%程度と言われていますので、およそ平均並みです。
連続増配が続くなかでもこの数値であれば、まだまだ配当金に回せる余裕があると考えられます。
長期投資において今後も見通しが明るいと思います。
過去5年間における売上・利益状況
項目名 | 単位 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
売上高 | (百万円) | 43,925 | 45,481 | 47,987 | 50,499 | 53,986 |
営業利益 | (百万円) | 3,571 | 3,883 | 4,268 | 4,023 | 4,268 |
営業利益率 | (%) | 8.1% | 8.5% | 8.9% | 8.0% | 7.9% |
ROE | (%) | 13.4% | 11.4% | 12.8% | 12.0% | 10.2% |
★営業利益率
営業利益率は、会社がどれだけ儲けているかを示します。
「10%以上」あれば、ある程度強みのあるビジネスを持っていると判断しています。
過去5年間の推移においてはいずれも基準を下回りますが、安定して8%付近をキープしています。基準以下ですが悪くない実績と思います。
★ROE(Return on Equity)
ROEは、株主から集めたお金でどれだけ利益を出したかを示す値です。
「8%以上」あれば、効率的な経営ができているだろうと判断しています。
過去5年間の推移において常に基準以上です!年によって若干増減はしますが優秀な経営力を有し、維持継続ができていると考えられます。
過去5年間における資産状況
項目名 | 単位 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
総資産 | (百万円) | 33,301 | 36,830 | 39,067 | 41,486 | 45,524 |
自己資本比率 | (%) | 59.3% | 57.5% | 60.3% | 65.5% | 63.3% |
★自己資本比率
自己資本比率は、返済しなくていいお金の割合で会社の安定性を示す値です。
「40%以上」あれば、倒産リスクが少なく、長期投資において安心感があると判断しています。
インテージHDは2017年以降ずっと60%以上を保っています。
負債はあまり抱えておらず、財務状況が高水準で保たれていてすばらしい実績です!
総評
「インテージHD(4326)」について、私が基準としている指標をベースに銘柄分析しました。結果は以下の通りです。
チェックポイント | 基準 | 直近の実績 | 評点(1~5) | 評価 |
配当利回り | 4%以上 | 4.03% | 3 | 経済回復ですぐに基準以下になる可能性あり |
配当金の傾向 | 増配or減配しない | 増配傾向 | 5 | 右肩上がりの連続増配 |
配当性向 | 30%付近 | 31.7% | 3 | 平均並み |
営業利益率 | 10%以上 | 7.9% | 3 | 基準以下だが悪くない |
ROE | 8%以上 | 10.2% | 4 | 右肩上がりではないが順調 |
自己資本比率 | 40%以上 | 63.3% | 5 | 基準を大幅に上回る |
総じて、すばらしい成績を確認することができました。業績や財務状態が安定しつつも右肩上がりの増配傾向であり、長期投資の対象銘柄としては申し分ないと判断できます。
さらには株主優待があるので、年に一度配当金以外の喜びも享受できる点は嬉しいポイントです。
ただし、新型コロナによる下落相場の今だからこそ、投資したい基準(配当利回り4%)を超えている状況です。
インテージHDは優れた財務状態を有するため、株価下落も一時的で今後は順調に回復していくことが予想されます。
いつまでも買いやすい状況は続かないと思いますので、ポートフォリオ全体の銘柄分散を考慮したうえで、投資余力と相談して優先的に仕込んでいきたい銘柄だと考えています。
さいごに
日本株式の投資は、少額スタートが可能な「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
日本株式は単元株数(100株)での購入が基本のため高い買い物になりがちですが、こちらの証券を使えば1株から購入できるので初心者でも始めやすくおすすめです!
使用感についてまとめた記事はこちらです。気になる方はご覧になってください(^^)
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
※本記事はあくまで個人的な投資基準に基づいて判断した結果を記述しております。本銘柄への投資は自己判断にてお願いいたします。
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