ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
ひとは、誰か(何か)と比較して自分の位置を確かめたり、能力の優劣を感じ取ろうとしてしまう生き物です。
「他人と比較すること」が自分を奮い立たせる原動力になれば、それは価値のある行為だと思います。
ですが、よほど感情コントロールが得意な方でない限りは、得てしてマイナスな感情をひきだしてしまうことがあると実感します。
「あの人に比べて自分なんか全然…」、「なんで自分はあんな風にうまくいかないんだろう…」、こんな気持ちが湧いてきてしまうものです。
隣の芝は青く見えます。
自分にないものを持っている他人が羨ましいと思う気持ちは仕方がありません。
仕方ないと受け入れたうえで、心を健全に保つにはどうすればよいでしょうか。
結論は「過去の自分」と比較し、自身の成長を振り返るのが良いと考えます。
他人との比較はキリがない
さて、ここではあえて他人と比較することについて考えてみます。
例えば、どうしても気になるライバルAさんがいたとして、仮にAさんを完全に超えたとしたら、次はどうなるでしょうか。
きっと、さらに上のBさんに目が向き、また比較してしまうようになるでしょう。
こうして人と比べることが続くとそれ自体が目的と化してしまう恐れがあります。
そうなるとキリがなく、頂点を極めない限り、気持ちが満たされないかもしれません。
そして、他人とは無限に存在する比較対象ですから、「どこまで行っても上には上がいる」という劣等感に苛まれ、自己肯定できなくなってしまうかもしれません。
自分が疲れてしまわないように、そして、自分を否定してしまわないように、適度な目標を定めて成長感を味わうことが心にとって健全だと思います。
自分と他人は本質的には比較できない
私たちはそれぞれが唯一無二の人生を歩んでいます。
一つとして同じ人生はありません。
生きてきた中で何に関心を持ち、何を経験し、何を考えてきたか、積み上げてきたものがまるで異なります。
だからこそ、人より優れた面があれば、どうしても及ばない面もあるのです。
1kgと1mを比較することができないように、人生の歩み方が全く違う自分と他人は本質的には比較できないはずです。
相手が成功して見える事象があるとしたら、それはその人の積み上げてきた経験が実った瞬間を見ているにすぎません。
逆にいえばあなたの経験もまた、誰にも真似することができない財産です。
その経験が実を結ぶ瞬間まで積み上げていくだけでいいのです。
最初から比較できないものだと考えれば、気負わず気持ちがスッキリするかもしれませんね。
他人と比較するよりも、過去の自分と比較することが健全
他人との比較は「永遠の競争」です。いつまでも満たされず、劣等感を払拭できない原因になりえます。
また、自分と他人はそもそも比較できません。アップルtoアップルではないからです。
では、「過去の自分」ならどうでしょうか。
同じ自分という存在ですから、アップルtoアップルの純粋な比較対象になりえます。
そして、過去の自分と比べて今の自分が出来るようになったことが一つでも見つかれば、成長を実感できて自己肯定感が高まります。
他人と比べて劣等感を抱いたり、自分を見失いそうになった時こそ、落ち着いて自身を振り返ることが、心を健全に保つコツだと思います。
他人は他人。過去の自分に勝つことが人生を「幸せ」に導く
他人と比較して落ち込む経験は誰しもがあると思います。
ですが、他人が持っているものを自分が持っていないからといって、「自分に価値がない」と感じてしまうことは非常に寂しいです。。
自分の人生は誰も経験したことがない世界でひとつの財産ですから、それだけで価値があり、決して無駄ではないと断言します。
その経験を前向きに活かすべく、他人ではなく過去の自分と比較し、成長したことを褒めてあげることが自己肯定感を高めると思います。
『あの人には勝てなくても、今の自分は昔よりも確実に成長しているんだ。』
それでいいと思います。
誰かに勝つことが人生ではありません。
誰かに評価されることが人生ではありません。
自分が幸せになることこそが人生だと思います。
他人はあくまで他人。
自分が幸せになるかどうかは、自分が一歩ずつ成長できているかどうかに懸かっています。
自分の成長を見つめ、過去の自分に勝つことができれば、それだけで素晴らしいと思います。
そして、こうした自己肯定の気持ちを積み重ねていくことが幸せにつながっていくと思います。
自分のペースで一歩ずつ、幸せに向かって歩んでいく。それだけでいいのです。
私自身もつらくなったときには、この考えを思い出して冷静さとある種の諦観を呼び起こすようにしています。
以上、私の人生観を徒然なるままに述べてみました。
いつか、誰かにとっての励ましになれば大変幸いです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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