仕事は嫌いじゃありません。でも、このままでいいのかと焦る夜があります。転職しても同じことの繰り返しな気がして、踏み切れない自分にモヤモヤします。そんな感覚を抱えている方は、少なくないと思います。
私も同じような違和感を抱えながら、結局は会社員を辞めずに、複業として事業を育てる道を選びました。転職でもなく、独立でもなく、会社員を続けながら複業として事業を育てる、という選択です。今日はその理由を、できるだけ包み隠さず書いてみます。
会社員という働き方への違和感の正体

会社員という働き方に、うっすらとした違和感を抱いている人は多いと思います。上司の判断で役割が変わり、気の合わない相手とも仕事をこなし、指示された通りに動きます。給料と引き換えに、人生でいちばん体力も気力もある時期の時間を差し出している構造だと気づくと、この先ずっと続けていいのか不安になります。
正直に言うと、会社が悪いわけじゃないんですよね。上司は上司なりに、組織にとって正しい判断をしているだろうし、理不尽な人に当たったわけでもありません。ただ、誰かに自分の行動を決められるのが、単純に性に合わないんです。異動で役割がコロコロ変わったり、気の乗らない仕事も「業務だから」とこなしたりするたびに、自分の時間を他人に握られている感覚が積もっていきました。
だから転職では解決しない、というのが自分なりの結論です。会社という組織に属している限り、この違和感は形を変えて何度でも顔を出すんですが、指図されずに自分のペースで動けるようになれば、根っこから消えるはずだと思っています。そう気づいたのは、問題が会社にあるのではなく、自分の性格にあると分かったからでした。
最初の一歩

何か行動を起こしたいと思い、最初に選んだのが株式投資でした。
証券会社の口座を開いて、初めて1株を買うまでは「約定ってなに?本当に口座に株が入るの?」というレベルの手探り状態だったんですが、指値・成行の意味もよくわからないまま、とにかく最初の1株を買いました。今振り返れば、あの1歩が全ての始まりだったと思います。
初めて配当金が振り込まれた日のことは、今でも覚えています。金額は数百円という、正直ちっぽけな額でした。でも、会社からもらう給料とは違う、自分の行動が生み出したお金が口座に積み上がっていく感覚に、じわっと高揚感がこみ上げてきたんですよね。「これが不労所得か」「これが自由への一歩か」と、大げさかもしれませんが本気でそう思いました。
それからは配当が増えるたび、保有株数が増えるたびに喜ぶ、マイペースな投資スタイルが定着しました。株価が暴落した局面ですら「バーゲンセールだ」と喜んで買い向かう自分がいて、自分でも少し変わっているのかもしれないと思うことがあるんですが、この前向きさが今のRyuka(リュカ)という事業体の原型になっている気がします。
「まず小さく行動してみる」という感覚は、のちに不動産投資に挑戦したときも同じでした。アパート経営で経験したトラブルの実録は、こちらの記事にまとめています。
忙しい日々でも続けられる理由

事業を育てるといっても、毎日順調に手を動かせているわけではありません。仕事が長引いて帰宅が21時を過ぎ、力尽きて動画を見ながら寝落ちする日も普通にあります。
そんな日があってもいい、と最近は思うようにしています。毎日毎日「自由になるために」と気を張り続けるのもしんどいですし、やりたくて始めたことが重荷になってしまっては本末転倒なんですよね。
自分なりに続けるコツは、進んだことを振り返る習慣を持つことです。1株買えました、配当金が去年より増えました、空室だった部屋が埋まりました。粒度は小さくていいので、「ちゃんと自由になる道を歩けている」と自分に言い聞かせるようにしています。
現状に不満を持つ人は多いですが、実際に行動する人はその一部で、さらにその行動を続けられる人はもっと少ないと感じているんですよね。だからこそ、しぶとく、愚直にやり続けることに価値があるんじゃないかと思っています。
最近気づいたこと

最近、職場での何気ない会話をきっかけに、自分の立ち位置の変化に気づく出来事がありました。役割や立ち位置が変わっていく中で、周囲から今の心境を聞かれる機会があったんですが、会社の中の評価や役職には正直あまり関心がなくて、目標はそもそも会社の外にある、と答えました。
話しながら、「ああ、自分はもうただの会社員ではなくなってきているんだな」と、改めて自覚しました。人からの評価軸ではなく、自分の力をどう伸ばすかに軸足が移っている感覚です。会社にしがみつかず、「辞めたくなったらいつでも辞められる」と思える状態になりたいとずっと考えていたんですが、まだ道半ばではあるものの、その状態に近づいている実感があって、素直にうれしかったです。
まとめ

会社員を辞めずに事業を育てている理由を、3つに整理します。
- 会社という組織そのものが悪いのではなく、「指図されたくない」という自分の性格の問題だと気づいたこと
- 数百円の配当金のような小さな行動の積み重ねが、自由に近づいている実感につながっていること
- 忙しい日々でも、自分のペースで続けられる限り、それでいいと思えるようになったこと
こうして積み上げてきた気持ちの延長線上に、Ryuka(リュカ)という事業体があります。会社員のまま夫婦で育てているこの事業の中身が気になった方は、あわせて読んでみてください。
また、この働き方を選ぶまでの5年間の移住の記録は、大分移住の全記録にまとめています。今の心境は、5年前に地方への移住を決めた頃からの積み重ねの上にあるものだと感じています。
仕事を辞めたい気持ちを抱えながらも踏み切れずにいる方に、この記事が少しでも寄り添えたら嬉しいです。

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