✓前回 <<メンタル崩壊した話>>
私はなぜメンタル崩壊してしまったんだろうか。
「これ以上働けない・働きたくない」
と、拒絶反応を起こすほどになってしまった理由の正体はなんなのか。
考えてみるといくつか思い当たることがある気がする。
- そもそもサラリーマンに向いてないという気持ち
- 将来への不安と重なった
- まじめに働きすぎた
先に断っておくと、私の物語には「パワハラ上司」などのわかりやすい悪役はいない。
むしろそういう存在がいてくれた方が原因が明確でよかったのかもしれない。
すべての原因をそのせいにできたんだから・・・
そう、私のメンタル崩壊の原因はほかならぬ私自身だ。
しかも、たいていの人は「そんなこと我慢してやってるよ」と思われるような話かもしれない。
なんなら「そんなことで悩んでたらやっていけないよ」とさえ言われるような話かもしれない。
そんな些細な悩みの積み重ねかもしれない。
でもね、人にとってとるにならなくても、私にとっては一大事だったんだな。
そこは人それぞれだと思うから、あんまり自分の弱さを責めないようにしようと思う。
つまらないグチばっかりになるかもしれないが、今の気持ちをただただ書き出してみよう。
そもそもサラリーマンに向いてないという気持ち
「あ、私、サラリーマン向いてないわ・・・」
新卒2~3年目のころに味わった出来事がきっかけで、ずっとその気持ちが消えない。
詳しくはこちらに書いたが、要するにサラリーマンの闇みたいなものを感じた後味の悪い話だ。
この話のKさんは今や私の日常に登場しない天上人。
もはや下っ端の私なんかにはこの人のパワハラが及ぶことはない。
それでも私はこの一件で、サラリーマンの働き方(あるいは弊社の働き方?)に拭えない嫌悪感を持ってしまった。
何かやるためには必ず上へのお伺い。そのたび費用対効果を求められる。効果が期待以下なら即却下。低コストの代替案を提案しても、事情を知らない別の上の人が「そんなやり方ではだめだ」という。
「投資してくれないから代替案にしたのに!?自分だってこんなやり方がいいなんて思ってないよ!」
こんなんばっかり。
やってらんねーよ。
将来への不安と重なった
やってらんねーよ。ってことなら日常茶飯事だ。
それだけならメンタルを壊したりしない。
しかし、そこに将来への不安が加わると個人的にはなかなかヘビーだった。
私は今年30歳。
自分のやっている仕事が将来何の役に立つのかわからずにモヤモヤしていた。
一歩外に出ればなんの役にも立たない社内システムを駆使して事務処理をこなす、あるいは業務管理する日々。
膨大な事務処理を外部委託して、作業効率化し、コストダウンする。
効率化と言っても自分の手でRPAを組む組織ではなく、結局さらに外部委託したり、関係部署に人力の運用改善をお願いするだけ。
一見すれば楽そうな仕事だ。いろいろと面倒ではあるが実際楽なことも多かった。
「あー楽な仕事でよかったなあ~」
今まではそんなことしか思わなかった。
でも、30歳という節目は気持ちを大きく動かした。
このままだと自分には何のスキルもなく、ただ年だけ取っていくんじゃないか?
急激にその思考に支配された。
居心地の良いぬるま湯を謳歌してしまったツケが回ってきたとしか言いようがない。
転部なり転職なりすればよかったが、現業務にがんじがらめにされてどうしようもない焦りに苛まれた。
本当はこんな自分が通用するのか怖くて踏み出す勇気もなかった。
もっと生産的でありたい。何か誇れるものが欲しい。でも踏み出せない。怖い。あれ?私はいったい何がしたかったのか?
何もわからなくなり、日々の仕事にも飲み込まれ、悩みの津波に飲み込まれたのだ。
まじめに働きすぎた
こうなってみて改めて感じる。
私はムダにまじめすぎた。
与えられたミッションは確実にこなさなればいけないと思っていたし、
引いたスケジュールに遅れが生じることにも異常に過敏だった。
自分の力ではどうしようもないことがたくさんある。
むしろ大した経験値もない若造の裁量でやれることなんかホントに少ない。
なのに何もできない自分への無力感を募らせていた。
「この仕事は君が主担当だよ」
その言葉は私にとって呪いだったかもしれない。
期待に応えようと必死になりすぎた。
まじめに受け止めすぎて、責任を果たそうとカラ回った結果がコレだ。
今、休みを取っているからそうだったと気づける。
私は何もできない自分に焦ってカラ回っていたと。。
でもどうだ。それがわかったからと言って今すぐ戻ればまた同じ仕事が自分のもとに戻ってくるかもしれない。
そうしたらまた同じ悩みが再び私を襲い、私はきっとまたカラ回ってしまうだろう。
だから今は戻らない。
とにかくほとぼりが冷めるまで落ち着かせてくれ。
誰しも苦手なことはある。今回はたまたま苦手な仕事が自分に回ってきてしまったんだ。
ほとぼりが冷めたら新しいガチャを引かせてくれ。そういうことだ。
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