ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
今回は、私が愛用している日本株用の証券「SBIネオモバイル証券」の使用感について語ってみたいと思います。
SBIネオモバイル証券
ネット証券の最大手「SBI証券」が主だって出資する証券会社です。
取扱銘柄は「日本国内株式・国内ETF・国内REIT」で日本銘柄のみですが、端株(単元未満の数量株)購入やTポイント利用可能など、いろいろとおもしろい特徴を持ち、株式投資を小額から始めたい初心者に最適な仕様となっています。
私も、外国株は楽天証券、日本株はネオモバ証券、といった形で使い分けて投資を行なっております。
ネオモバ証券を愛用する1ユーザーとして、メリット・デメリットを奇譚なく述べたうえで、これから使ってみたい方への検討の一助となれば幸いです。
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メリット
以下にまとめ、1つずつ解説していきます。
①1株単位で購入可能
多くの証券では日本株は単元株(例えば100株)での購入が基本となっており、1銘柄保有するためのハードルが高いです。
ところがネオモバ証券では、端株(単元未満つまり1株から)の購入が可能で、元手が少ない状態でも複数の日本株を分散して購入することができます。
これから株式投資を始めたい方にとっては、小額から試しに始めてみることができるため、非常にありがたいメリットのひとつです。
ただし、株主優待をもらいたい場合は単元株の保有が必須なので、単元を超えない間は当然、優待を享受できないのでご注意ください。(端株優待という制度を持つ銘柄もありますが、株主優待よりグレードはかなり低いです)
②手数料がひと月実質20円
ネオモバ証券に新規加入すると月々220円(税込)のサービス利用料がかかり、ひと月50万円以下であれば取引し放題となります。
また、毎月200円分の期間限定Tポイントが付与され、Tポイントを消費して投資することも可能です。
つまり、ひと月50万円以下の取引しかしない人にとっては、実質手数料20円で取引し放題になるということです。
ユーザーにとって完全なる無駄金である手数料が、ひと月実質20円ポッキリで済むのは、他の証券と比較しても破格の安さなので非常に強力なメリットです。
また、もちろんこの期間限定ポイントだけでなく、貯まっているポイントも含めて1ポイント単位で株式投資に使えるのでTポイントユーザーには嬉しい点です。
ちなみに、取引額に応じたサービス利用料の上がり方は以下の通りです。
月間の取引額 | サービス利用料(月額) |
0円~50万円 | 220円(税込) |
〜300万円 | 1,100円(税込) |
〜500万円 | 3,300円(税込) |
〜1,000万円 | 5,500円(税込) |
③定期買付設定可能
ネオモバ証券では、以下のように買いたい銘柄を定期買付設定できます。
通常買付であれば金額指定 or S株単位(欲しい株数を指定する買い方)で購入できますが、定期買付では金額指定しかできないのでご注意ください。
金額指定とは、指定した金額の範囲内で買えるだけの株数を約定(購入成立)する買い方です。
株価の変動に応じて下落すれば多く買えるし、高騰すれば少ししか買えないことにはなります。
当たり前の話ですが、指定した範囲で1株も購入できない場合は約定ならずとして取引はなかったことになります。
このように一定の金額で定期的に購入継続することを「ドルコスト平均法」と呼び、長期投資におけるメジャーな手法とされています。
誰にも読めない株価に対して感情を入れずに淡々と時間分散するので、長期的にみると、価格変動リスクを低減してくれる(いわゆる均してくれる)という考え方です。
ネオモバ証券は日本株を端株で取り扱えて「ドルコスト平均法」で投資できるので、小細工をする気がない投資家にとっては必要な要素が全て揃っている証券ですね。
デメリット
素晴らしいメリットの一方で、使ってみて気になる点もあります。
以下にまとめ、1つずつ解説していきます。
①成行注文しかできない
注文の仕方は大きく「成行」と「指値」があります。
「成行(なりゆき)」は、株価がいくらでも約定する注文です。注文すれば必ず約定するので、安定して株数を増やしていける注文ですが、株価の値動きが激しい局面では思わぬ高値で約定してしまう恐れもあります。
「指値(さしね)」は、株価が〇円になったら購入する、と値段を指す注文です。自分が狙った値段で購入できるので、値動きをある程度把握できれば効果的な注文です。ただし、指した〇円にならない限り約定せず、タイムアウトすれば注文は無効となります。
ネオモバ証券ではこの「成行」注文しかできないことに留意しましょう。
②アプリが使いにくい
ネオモバ証券は専用アプリから投資できるのですが、使い勝手において気になる点を赤裸々に語りたいと思います。
②-1 いちいちサイトに飛びがち
個人的にはアプリ上ですべて完結してほしいのですが、以下のように何かにつけてサイトに移動する仕様になっています。
例えば、アプリ内では取引パスワードを記憶させて(セキュリティ上は良くないですが..)素早く取引できる設定があるのに、通常の売買はサイトに飛ぶため意味がありません。定期買付はアプリ完結なのでこれだけ楽になるという感じです。
他にも設定関係のメニューをいじろうとすると大体サイトに飛ばされます。大したことではないですが地味に煩わしいところ。。。
②-2 投資対象が一覧で見にくい
ポートフォリオメニューから自身が投資している銘柄を確認できますが、以下のようにずらっと羅列される形になります。
何十銘柄も分散するようになってくるとスクロールが大変で、とても見やすいとは言えないリストになります。
このアプリでポートフォリオの管理をするのは個人的にはやりづらく、Excelを使ってまとめることにしています。(アプリを使いこなせてないのかもしれないので、良い活用法があればコメント等で教えてください…(><))
アプリはあくまで日本株を買うためのプラットフォームとして活用し、含み損益や前日比を軽く見るぐらいのものと捉えることにしています。
②-3 最長1年間の株価までしか見えない
銘柄のページに進むと以下のように値動きを確認できますが、ご覧のとおり1年間までしか見れません。
1年程度の値動きでは銘柄のボラティリティ(変動の激しさ)はわからないと思いますので、別のアプリで5年〜10年間ぐらいの値動きを見て、今がどんな位置なのかを考えるようにしています。
そういう意味では1年間しか見えないのは個人的には物足りないと感じてしまいます。
今後のアップデートで、ここで挙げたような点が解消されていくといいなぁと思っています!
③約定タイミングが少ない
駆け出しのころは、とにかく注文成立(約定)すれば嬉しかったのですが、慣れてくるとより良いタイミングで約定してほしいと思うようになります。
ネオモバ証券における端株注文(単元未満株)の約定タイミングはこの通りです。
前場 (ぜんば) =午前の取引:9:00~11:30まで
後場(ごば)=午後の取引:12:30~15:00まで
なので、要は前場・後場の開始タイミングの株価(始値)で約定する仕様になっています。
今まさに下がっているから急いで約定してほしい!と思っても、上記のタイミングでしか約定しませんので、最安を狙ってかじりつきたい方には大きなデメリットになってしまいます。。
ただし、約定タイミングの拡充がされるなど機能増強のアップデートが不定期で入りますので、使いやすさは少しずつ向上していくと思われます(^^)
詳しくは公式FAQにもあるのでこちらもご参照ください。
まとめ
総じてSBIネオモバイル証券は、日本株を取り扱う証券として非常に優秀です。
普段使っているからこそ感じる気になる点も、デメリットとしてあえて述べましたが、メリットが遥かに大きいのであまり問題はないかなと思います。
特にこれから日本株を小額で開始したい方にとっては好都合な証券となりますので、まずはこの証券から始めてみてはいかがでしょうか(^^)
新規申し込みの完了後すぐにやるべき手続きについては以下の記事にまとめたので、ご参考にされてみてください。↓
皆さんの投資ライフが素晴らしいものになりますように。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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