仕事納め・・・年末の金沢へ!
ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
2020年の仕事も無事に納まったところで、今年最後の旅に出かけます。
舞台は石川県金沢市、人生初上陸です!
人気のスポット&グルメを中心に、2泊3日で周れるモデルコースとしてご紹介いたします。
1日目〜名物グルメと美術を巡る〜
到着初日は金沢観光の中心部、片町・香林坊エリアを巡ります。
片町のホテルを拠点として徒歩圏内で周れるルートです。
ターバンカレー
さてさて、到着したらまずは金沢名物で腹ごしらえ。
全国チェーン「ゴーゴーカレー」の店主が修行した原点の味が、ここ金沢にある「ターバンカレー」です。
日曜日の12:30ごろでしたがすでに3組が待っている状態。
店の前の券売機でチケットを購入して並ぶこと10〜15分ぐらいで店内に入れる回転具合です。
メニューはこちら。
1番人気はLセット。ウィンナー・ハンバーグ・ロースカツが乗った贅沢3点盛りです。
黒々としてとろみのあるルーが金沢カレーの特徴です。
ウィンナーは揚げ焼きで表面がパリッとしていて食感良し。
ハンバーグは冷凍食品で食べたことあるタイプの味で個人的にはちょっと残念。
ロースカツは肉が薄めながらもソースとルーがマッチしてとても美味しい!
添え物のキャベツも仲間に加えてあげながら、パクパク食べ進められてあっという間に完食しました。
ルーが若干少ない感じがするので、ルー多用派の方は配分に気をつけながら食べ進めるのがおすすめです。
金沢カレーの有名店の一角かつ、香林坊エリアの好立地にあるお店なので、一度は試してみる価値があると思います!
21世紀美術館
続いては金沢で王道の観光地、21世紀美術館です。
ここで最も有名な展示物はこのスイミングプールでしょう。
プールの中が実は空間になっており、中から見れば水中にいるような感覚、上から見れば底に人がいるという不思議が体験ができる作品です。
年内最後の開館日ということもあり、待ち時間2時間以上の長蛇の列だったのでスイミングプールの内部潜入は断念しました。。。
美術館のマップは青いエリアが有料、それ以外が無料で楽しめるようになっています。(A〜Jは常設展示物)
有料エリアの展示会は定期的に変わりますが、「新たな文化の創造」をコンセプトとした現代アートで一貫しています。
私は書道を嗜むので芸術には理解がある方だと自負していますが、現代アートと対峙したのは今回が初めてでした。
抽象的で前衛的な作品が多く、今まで見たことも考えたこともないような感性を目の当たりにすることができます。
人間にできる表現はもう出尽くしているんじゃないかと思っていましたが、それは大きな勘違い。。
これまでの人生において全く既視感のない作品がたくさん見られて結構衝撃的でした!
人間の想像力(創造力)に限界はないんだなと、想いを馳せる良い時間になりました。
赤玉本店
美術館を後にして街ブラ散歩をしながら、片町のホテル周辺へと戻ります。
時刻は17時前、金沢おでんの有名店「赤玉本店」を訪れます。
入口の予約券売機で発券したところ、すでに20組以上の予約があり、1時間半待ちとのこと。。
さすがの人気店ですが、せっかくなので時間を潰しながら待ってみます!
入店して注文さえしてしまえば、おでんなので速攻で到着。
関西風の薄めの色合いに魚介風味の優しい出汁です。
写真右の車麩は金沢の名産です。出汁がたっぷりと染み込んでジュワッとして柔らかい最高の具ですね!
このお店は間違いなく美味しいです。
ですが、どうしても混みすぎてしまう点とおでんの価格帯が他より高めな点が少しネックに感じました。
金沢おでんはぜひ試していただきたい郷土料理ですが、ここが一強ではないので、時間に余裕がない方やコスパを重視する方はこだわりすぎなくてもOKという印象です。
2日目〜海の幸と小京都の町並みを楽しむ〜
2日目は海鮮と小京都の町並みを楽しみに行きます!
1日周遊バス券を購入して、バス+徒歩の観光ルートです。
近江町市場
金沢観光のお楽しみのひとつは、日本海で採れた海の幸です!
片町から周遊バスで10分ほどのところに近江町市場があります。
地元民と観光客が入り混じり、非常に活気のあるアーケード街です。
こちらで特に人気の回転寿司屋さん「もりもり寿司」にてお昼ご飯をいただきます!
10時の開店と同時ですでに空席ほぼナシ、ギリギリで入店できました。
ここで1番感動したのはやはりのど黒!
金沢が誇る高級魚で「白身魚の王様」とも言われるのど黒は、クセのない味わいにしっかりと脂が乗った最高に旨いお寿司でした・・・!
ひがし茶屋街〜主計町
近江町市場からさらにバスに乗って約5分移動、小京都の町並みを残すひがし茶屋街エリアを散策します。
金箔貼りや茶道などの和体験、舞妓遊びにも興じることができる古民家の町づくりが人気の観光名所です。
一帯から少し離れて、浅野川の橋を渡った先にも古風な町屋通りがあります。
ここは主計町と言う場所で、京都の先斗町にそっくりです。
ちょうど散策に歩き疲れたところだったので、おしゃれなカフェ「流寓(ルグ)」というお店に立ち寄ってみました。
いただいたのは、酒粕のチーズケーキ。
酒粕の風味がふわっと広がる濃厚なチーズケーキでとっても美味しかったです!
えん家
片町のホテルまで戻りまして2日目の夕食は、ネット上では口コミの少ない居酒屋「えん家」でいただきました。
妻が仕事で金沢を訪れた際に職場の方におすすめされたのが、同じ系列店の「とも家」。
いずれも地元民に愛される知る人ぞ知る穴場居酒屋です!
店内にはロックバンドの色紙が多く飾られていて、アーティストたちのフェス打ち上げ会場として利用されていることがうかがえます。
ここで気に入った料理①は、のど黒の塩焼き!
お昼に続きですが、なかなか食べる機会がないので食べつくしますw
塩焼きにすることで脂がよりはっきりと際立って非常にジューシーな逸品でした・・・!
気に入った料理②は、鯖へしこのお茶漬け。
へしことは、青魚を塩漬け→ぬか漬けにした郷土料理。
薄く切った鯖の身が数枚乗っただけに見えますが、塩味・旨味が凝縮されてめちゃくちゃ濃い味です!
これに熱いお茶をかけてほぐしながらいただくお茶漬けは、心身にしみこむ素晴らしい締めの一杯でした。
3日目〜歴史ある古都の雰囲気に浸る〜
3日目もまた古都の風情が味わえるルートを巡ります。
点在した観光地を訪れるので、町中に設置されているバイクシェアで自転車を借りてレッツゴー!
武家屋敷
片町から徒歩でも5〜10分圏内に、武家屋敷の風景を観に行くことができます。
旧家の造りを活かして資料館やカフェになっている場所がたくさんあります。
私が訪れたのは、金沢発祥の焼き物「九谷焼」を展示・販売している鏑木商舗です。
九谷焼の特徴をお店の方にお聴きすると、歴史の変遷によって色合いの特徴が変わる焼き物だそうです。
青・緑を基調とした色合いがメジャーですが、赤・金を基調とした時期もあり、近代ではそれら全色を取り入れるようにもなっているとのことでした。
カラフルで綺麗な色合いを気に入って、我が家もおひとつ購入です。
にし茶屋街~妙立寺
次はひがし茶屋街の対極側、にし茶屋街エリアに出没します。
武家屋敷からは距離があるので、ここから自転車が活躍します。(バイクシェアなら指定駐輪場のどこに返してもOKなので超便利!)
にし茶屋街はひがし茶屋街と比べてかなり小さいので、軽く散策するだけで制覇できます。
小径沿いに発見した「寺町寺院群」の看板に誘われて、行ってみることにしました。
寺町エリアでひときわ興味を惹いたのがこの「妙立寺」です。
ここは別名「忍者寺」と呼ばれる珍しいお寺で、大人1,000円/人でツアー見学することができます。(事前もしくは当日予約が必須)
時の殿様と縁のあるお寺だったことから、礼拝としての役割の他に、おもてなしの間、敵襲迎撃用のトラップなどを備えた非常に複雑な内部構造をしています。
機械のない時代によくぞこれだけ知恵を絞った建造ができたな・・と感じさせる仕掛けの数々、これはお金を払ってでも見学する価値があるはずです!(堂内撮影禁止…ご自身の目で確かめてみてください!)
余談ですが、上述した様々な役割を果たすために施された仕掛けなので、実は忍者との関係性はありません笑
兼六園~金沢駅
この旅最後の観光地は、日本三代庭園のひとつ「兼六園」です。
松を主とした広大な庭園を散策します。
園内を十分に周ったら、隣の金沢城公園もセットで見学します。
こちらは新しく作られた城公園で、施設内は休憩所も含めて綺麗に整備されています。
夕陽を背にした金沢城、楽しかった旅もそろそろ終わりの時間が近づいています。。。
さあ、旅の締めくくりは金沢駅にていただく廻らない寿司屋「金沢まいもん寿司」です!
のど黒2貫(写真右上)を含む贅沢な握りセットを注文。
加賀百万石、金沢が代表する名店だけあってどのネタも最高に美味しかったです!!
ふぅ….食い道楽の2泊3日になっちゃいました笑
ですが、コロナ禍で大変だった2020年を締める旅でもあるのでこれで良しとしましょう!
この旅がきっと、2021年も元気に過ごすための活力となると思います。
長文の旅日記となりましたが、これにて閉幕です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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