インデックスファンドの魅力を語る
ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
効率的な資産形成には株式投資が有効な手段になり得ます。
ですが、「さあ株式投資をはじめよう!」と思っても、
初めての方は「結局なにをすればいいんだっけ?」と途方に暮れてしまうかもしれません。
そこで今回は、「上出来な株式投資」が誰でもできるシンプルな方法をご紹介します。
その方法とは、
「米国株式(を多く含む)インデックスファンド」への長期投資です。
ファンド(=投資信託)は投資のプロが運用してくれる金融商品です(インデックスやファンドの仕組みは後述します)。
そして米国はいわずもがな世界最大の経済大国です。
そんな米国の株式を持ち続けることで資産を大きくしていこう!というのが今回の狙いです。
インデックスファンドとは何か、どんなファンドを選ぶべきか、概要から実用的な話題まで、難しいことは抜きしてわかりやすく解説していきます!
ファンド(=投資信託)とは
ファンドとは、”投資のプロに運用を委託し、元本以上の価値になることに期待する”金融商品です。
まずはファンドについて、イメージで理解してみましょう。
お金の動きと我々投資家が利益を得る仕組みをご理解いただければOKです。
ここでご紹介したい関連記事があります。
これは米国200年の歴史にフォーカスした投資の真実を述べています。
これによると、
「200年をかけて、株式の価値は約60万倍となり、現金の価値は約10分の1になった」
という事実があります。
つまり、銀行に現金を貯金するよりも、株式に投資する方が、より資産を大きくできる可能性があるということです。
これは株式投資をはじめる動機としては大きなポイントです!
また、ファンドはプロが良しなに株式を運用してくれるので、自身に投資の知識がなくても問題なく始めることができます。
ファンドへの投資をするうえで、我々が身に着けるべきことは「良いファンド」を選ぶことだけです。
これについては順を追って説明していきます。
インデックス(指数)とは
これから解説を始める前に知っておきたい用語が「インデックス(指数)」です。
「日経平均株価」や「ダウ平均株価」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
実はこれがインデックスです。
日経平均株価を例にとって、インデックスのイメージを理解してみましょう。
日経平均株価とは、東証1部上場の大企業から対象225銘柄の株価をもとに算出した平均値です。
イメージ図下部の青いチャートをインデックス(日経平均株価)とすると、このインデックスを形作るのは、対象225銘柄の値動きということになります。
1つ1つの銘柄が個々の値動きする中で、それらを平準化したのが日経平均株価なのです。
日経平均株価は日本経済に影響力のある大企業の値動きを平準化しているため、日本経済全体をおおまかに把握することができます。
このようにインデックスとは「ある特徴でグループ分けした銘柄群から導く、意味のある数値(平均値など)」と、認識すればOKです。
インデックスファンドを選ぶべし
ファンドは、2種類に大別できます。
こう書くと「アクティブファンドの方が良くない!?」と思うかもしれませんが、
結論から言うと、【インデックスファンドの方が勝ちやすい】といわれています。
実は「アクティブ投資の約7〜8割は、インデックス投資の実績を下回る」という研究結果が出ています。
投資のプロでも、機械的な投資であるインデックスファンドにほとんど勝てない。
株式市場は人間が完全に御せるものではないということが伝わってきます。。
この点をふまえると、「インデックスファンド」の方が、初心者でも一定の勝率に期待できる投資先と言えるでしょう。
良いファンドとは?選び方のコツ
「インデックスファンドがいいのはわかった、じゃあ結局どう選べばいいの?」
これが次の疑問です。
良いファンドの選び方のコツは大きく3つです!
期待できるインデックスに連動するか
インデックスファンドは、何らかのインデックスに連動します。
したがって、プラスへの期待値が高いインデックスに連動するのが良いファンドです。
結論としては、
- ①米国株式のインデックス
- ②米国株式を多く含む全世界インデックス
が期待値の高いインデックスです。
経済成長性が最も高い米国株式を多く絡ませることがコツになります!
①米国株式のインデックス
具体的には【S&P500】というインデックスが非常に有効です。
S&P500 10年間の値動き(出典:Yahoo!ファイナンスより)
S&P500は米国で時価総額が大きい主要500社から算出されるインデックスです。
過去10年間の値動きを見ると非常に堅調であることがわかります。
この期間にはリーマンショックのような記録的な暴落局面も含まれますが、長期的には必ず右肩上がりに成長してくれています。
もちろん未来永劫この限りではないかもしれませんが、これまでの実績は非常に素晴らしいといえます。
未来が予測できない以上、この実績が信頼性を測る重要な指標となるのです!
②米国株式を多く含む全世界インデックス
例えば、【MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス】というものがあります。
米国株式を過半数として世界全体の先進国・新興国銘柄でインデックスを構成しています。
米国株式を中心としつつも米国だけに依存しない分散性を持つのがグッドポイントです。
幅広く分散するほどリスクを下げる効果があるので、【S&P500】よりもディフェンシブなインデックスになり得ます。
買い付け時の手数料無料(ノーロード)か
買い付け手数料がかからない投資信託を選びましょう。
投資家にとっては全く不要なコストなので、かからないほど良いです。
運用コストが安いか
投資信託は、運用会社が運用管理するためのコストがかかります。
これはどうしてもかかるので、なるべく安いものを選びましょう。
優良な投資信託は【年率0.1%前後もしくは以下】程度なので、これを目安に選ぶのが良いかと思います。
おすすめファンドは?
ここまで述べたファンド選びの考え方をふまえて、「実際どのファンドを選べばいいの?」という問いに対しては、以下の記事にて私なりの考えをまとめました!
本記事と併せてぜひご覧ください。
初心者こそインデックスファンドがおすすめ!
インデックスファンドの仕組みからファンド選びのコツについて解説してみました。
未来は予測不可能ですから、私たちにできることは過去実績からわかる優良な選択をしていくことだけです。
その優良な選択のひとつが、
「米国株式(を多く含む)インデックスファンド」への長期投資
なのです。
ファンドは専門知識が不要なうえ、S&P500のような信頼性の高いインデックスに連動するものなら、比較的安心して長期投資ができます。
株式投資をはじめたいなら、まずはインデックスファンドをすればそれだけで上出来な投資ができます!
人類が繁栄を望む限り、株式市場は成長していきます。
この成長性の高い資産の恩恵を受けない手はありません。
これから株式投資を始めたい方に向けて、この記事のメッセージが届けば非常にうれしいです。
一人でも多くの方へ、株式投資の素晴らしさが伝われば幸いです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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