毎月配当の不労所得システムを作る
ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
FIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指して、配当金を主な不労所得の原資として積み上げています。
不労所得となる配当金が毎月入ってくる状態は憧れの一つです。
一方、株式投資では配当金の入金が半期末月/四半期末月であることが多く、毎月配当を実現するには少し工夫が必要です。
そこで今回は、3つのJ-REIT ETFを組み合わせることで、毎月配当を実現する方法について述べていきます。
J-REIT ETFの魅力
J-REITとは、日本の不動産を対象とする投資信託です。
J-REITに着目する理由は、
- 配当利回りが比較的高い傾向にある
- 今後の衰退が考えにくい見通しである
という点を踏まえ、配当金生活において重要な長期的な投資/保有に向いているからです。
また、J-REITは海外を含む多くの投資家から注目されており、東証J-REIT指数はTOPIXと比較しても負けず劣らずの実績を持つ優秀なインデックスです。
そんな東証J-REIT指数に連動するETFは、J-REIT個別銘柄より扱いやすく、初心者にもはじめやすい投資対象だと考えています。
3つの銘柄で完成する
東証J-REIT指数に連動するETFは2020年10月現在、以下の10銘柄です。
コード | ETF名 | 管理会社 | 直近一年の配当金 | 株価 | 配当利回り | 信託報酬 | 配当月 |
1343 | NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 | 野村アセットマネジメント | 70.9 | ¥1,758 | 4.03% | 0.155% | 2/5/8/11 |
1345 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型 | 日興アセットマネジメント | 68.97 | ¥1,653 | 4.17% | 0.300% | 1/3/5/7/9/11 |
1398 | SMDAM 東証REIT指数上場投信 | 三井住友DSアセットマネジメント | 68.4 | ¥1,670 | 4.10% | 0.220% | 3/6/9/12 |
1476 | iシェアーズ・コア Jリート ETF | ブラックロック・ジャパン | 70 | ¥1,692 | 4.14% | 0.160% | 2/5/8/11 |
1488 | ダイワ上場投信-東証REIT指数 | 大和アセットマネジメント | 71.5 | ¥1,684 | 4.25% | 0.155% | 3/6/9/12 |
1595 | NZAM 上場投信 東証REIT指数 | 農林中金全共連アセットマネジメント | 66.1 | ¥1,654 | 4.00% | 0.248% | 1/4/7/10 |
1597 | MAXIS Jリート上場投信 | 三菱UFJ国際投信 | 69.1 | ¥1,674 | 4.13% | 0.250% | 3/6/9/12 |
2552 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(ミニ) | 日興アセットマネジメント | 58 | ¥1,731 | 3.35% | 0.245% | 2/4/6/8/10/12 |
2555 | 東証REIT ETF | シンプレクス・アセット・マネジメント | 51.8 | ¥1,672 | 3.10% | 0.245% | 1/4/7/10 |
2556 | One ETF 東証REIT指数 | アセットマネジメントOne | 59.5 | ¥1,652 | 3.60% | 0.155% | 1/4/7/10 |
いずれも同じインデックスをベンチマークとするため、値動きは近しくなります。
そんな中で特に注視したいポイントが以下3つです。
- 信託報酬がなるべく低いものを優先する
- 配当利回りがなるべく高いものを優先する
- 配当月がばらけるように選択する
この観点によって銘柄を選別していくと、
- NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)
- ダイワ上場投信-東証REIT指数(1488)
- One ETF 東証REIT指数(2556)
が導かれます。
この3銘柄を投資することで、毎月配当システムが完成です!
補足的に一点、気になるのは設定歴(運用期間)です。
①は2008年8月〜、②は2016年10月〜、③は2019年8月〜となります。
①・②は長きにわたり投資家に支持され、生き残ってきたETFなので安定感がありますが、③がまだまだ新興銘柄です。
③は配当実績も少ないので、今後の配当がどのように推移するか観察していきたいところです。(直近配当2020年10月は最高値を更新!良い傾向です)
買い時のタイミングについて
少し主観的な話題ですが、上記3銘柄を押し目買いしたい基準についてまとめます。
私の基本的なスタンスとしては、配当利回り4%を超えるタイミングからが買い時の始まりと考えます。
直近一年の配当金をベースに、配当利回りが4~5%になる株価をシミュレーションすると以下のようになります。
コード | ETF名(略称) | 直近一年の配当金 | 利回り4% | 利回り4.5% | 利回り5% |
1343 | NEXT FUNDS | 70.9 | ¥1,773 | ¥1,576 | ¥1,418 |
1488 | ダイワ上場投信 | 71.5 | ¥1,788 | ¥1,589 | ¥1,430 |
2556 | One ETF | 59.5 | ¥1,488 | ¥1,322 | ¥1,190 |
さらに、3銘柄の過去5年間の株価と買い時ラインを引いたグラフがこちらです。
過去5年間では利回り4.5%以上になるようなタイミングはいずれもほとんどありませんでした。
この傾向がずっと続くかどうかは誰にも不明ですが、現状においては4%以上のタイミングが現実的な買い時の目安かなと判断します。
FIRE後を見据えて、定常的なキャッシュフロー構築を意識してみる
FIREに至り、早期リタイアする将来を想像すると、やはり毎月定常的なキャッシュフローに魅力を感じます。
そこで有効なのが、長期的な投資/保有に適したJ-REIT ETFによる毎月配当システムです。
株式への投資と合わせると、平月はJ-REITから、四半期末月は株式+J-REITからの配当金がもらえる形となります!ウハウハ!
ただし、REIT界隈は株式市場とは異なる要因に影響を受けることもあるため、特有の事情にも意識しつつ投資していきましょう。
総じて、J-REITは高い配当利回りを持ち、比較的安定性のある優秀な投資先だと考えます。
毎月配当金がもらえる生活に想いを馳せながら、コツコツと投じていきたい所存です。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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