ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
資産運用するときは投資対象を「分散」させるのが定石です。
投資におけるリスク(暴落や減配・無配など)をなるべく軽減させることができるからです。
理屈はわかるけど、実際にはどんなふうに分散すればいいのかな?
今回はそれを明らかにしましょう!
適切な配分はライフステージに応じて異なるんですよ。
テーマは、ポートフォリオ(投資配分)の一般的な考え方と、実践的な投資例を知ることです!
それでは、今回も初心者にわかりやすく解説していきます!
【初心者向け】ペーパーアセットは扱いやすい
誰にとっても扱いやすい投資資産と言えば、以下のようなペーパーアセット(紙ベースor電子化された資産)が代表的です。
- 株式
- 債券
- REIT
ペーパーアセットは、リアルタイムに取引可能なのでいつでも売買できて非常にラクです。
また、ネット証券(楽天証券、SBI証券など)を使えば、アプリやサイト上から資産価値を数値的に確認できるため、資産管理しやすいのもメリットです。
一方で、不動産やゴールドなど現物に価値を持つ資産をハードアセットと呼びます。
ハードアセットにも魅力がありますが、本記事では割愛します。
今回はペーパーアセットのポートフォリオについて考えていきます!
主な投資対象のリスク・リターン(価値変動幅)について
ペーパーアセットの主な資産は以下のとおり。
- 株式(国内/海外)
- 債券(国内/海外)
- REIT(国内/海外)
マーケット(市場価値)動向の違いによって「国内・海外」と大別して考えることが多いです。
以下のグラフは、各資産を10年運用した時のリスク・リターン(価値変動幅)をシミュレーションしたものです。
よく分からなくても大丈夫。
ここでわかってほしいのはリスク・リターンに対する2つの認識です。
- 債券は小さく、株式とREITは大きい
- 国内よりも海外の方が大きい
あくまで傾向ですが、この特徴をザックリでも知っておくとポートフォリオが決めやすくなります。
年代別おすすめポートフォリオの組み方
さて、ここでは一般的な資産運用の事例を見ていきましょう。
基本的な考え方は、
- 働き盛りのうちは攻めの投資
- 退職が近づくほど守りの投資
という形です。
詳しく見てみましょう。
20〜30代は攻めの投資、40代からバランス
攻めの投資とは、株式・REITなど比較的ハイリスク・ハイリターンな資産の割合を高める投資です。
この例では、REITは全体の20%程度に収め、株式と債券の比率によってバランス調整しています。
若いほど生涯投資できる期間が長くなるので、将来的に成長しやすい株式系の比率を特に高めておきます。
バリバリ仕事できる世代なら給料がありますから、基本的には積み上げた投資資産は取り崩す必要がありません。
そのため、目先のリスク(価値変動幅)が大きくなりがちな株式・REITであっても問題なく投資できます。
長期投資の優位性
余談ですが、海外株式(米国株)に長期投資した時の元本割れシミュレーションがこちら。
株式はリスクが高いと言いましたが、実は投資期間が長いほど元本割れリスクが減り、プラスに収束しやすい側面を持っています。
50〜60代はだんだん守りの投資へ
守りの投資とは、債券系(損益幅の小さい安定資産)に投資比率を高めていく投資です。
年齢を重ねるほどに、成長性よりも安定性のある資産を重視してポートフォリオをシフトするのが定石手法です。
退職後は「年金と投資資産の取り崩し」で生活する想定のため、資産が目減りしにくい債券で手堅く固めるスタイルが推奨されています。
あくまでモデルケース。正解は目的によって異なる。
今回は、証券会社の最大手「SBI証券」が推奨している一般的なポートフォリオの組み方について紹介しました。
これは投資する上で知っておきたい基本的な考え方ではありますが、必ずしも正解というわけではありません。
投資とは何らかの目的をもって行うものですから、その目的達成のために適宜アレンジするのがその人にとっての正解です。
例えば、私自身が行っている投資を実例として以下に示してみます。
実践的な投資例:FIREを目指す投資
FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyの略称です。
要は「不労所得を積み上げて、脱サラしても生きていける」状態を意味する言葉です。
本ブログでは初心者がゼロからFIREを始められるように、以下のシリーズ記事を執筆しました。
初心者にもできる不労所得の増やし方は、配当金を積み上げることです。
すなわち、配当金をたくさんもらえるようにすることがこの投資の目的になります。
FIREの始め方(投資計画編)では、ペーパーアセットにおける配当金の目安をこのように考えています。
投資資産 | 特徴 |
株式 | 高配当の目安は利回り3~4%以上。配当金の変動リスクが比較的大きい。 |
債券 | 利回りは1~2%程度。低配当だが、安定的で変動リスクが少ない。 |
REIT | 高配当の目安は利回り4~6%以上。株式並みの変動リスクがあり、不動産市場に影響を受ける。 |
配当金の観点から見ても、株式とREITはハイリスク・ハイリターン、債券はローリスク・ローリターンになる傾向です。
あとは私自身が20〜30代ということもふまえて、攻めの投資でこんな形のポートフォリオを運用しています。
※1:ADR(米国預託証券)は、海外株式と同じ
※2:J-REITは、国内REITと同じ
長期的に高利回りの配当金を得ることを目的としたポートフォリオの一例でした。
こちらの投資の運用実績が気になる方は以下をご覧ください。
まとめ
ポートフォリオの組み方に関して初心者にもわかりやすく解説してみました。
一般的には、適切なポートフォリオはライフステージに応じて変わっていくことを押さえておきましょう。
それをふまえて、自分の投資目的と照らし合わせた自分なりのポートフォリオが組めると良いですね!
今回はFIREするための投資例を実践ケースとして紹介しました。
志同じくする方のご参考になれば幸いです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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