【銘柄分析】武田薬品工業(4502)/医薬品業界トップで高配当株

武田薬品工業(4502)は、国内製薬業界をけん引するリーディングカンパニーであり、毎年高い配当金を支給してくれる会社でもあります。

武田薬品工業の特徴
  • 医薬品業界最大手
  • 高配当をずっと維持している
  • ただし、増配基調ではない
  • シャイアー買収で業績好調
  • 倒産リスクは低い

今回はそんな「武田薬品工業」の銘柄分析していきます。

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会社概要

武田薬品工業の事業は、医薬品の研究・開発・製造・販売です。

  • 消化器系疾患
  • 希少疾患
  • 血漿分画製剤(血液製剤の一種)
  • オンコロジー(がん)
  • 神経精神疾患
  • ワクチン

これらが主な研究開発分野です。

事業セグメントは「医薬品事業」のみですが、景気影響を比較的受けにくい業界のためディフェンシブな銘柄とされています。

また、武田薬品工業は国内製薬業界のトップ企業で、同業他社と比較しても頭一つ出た業績を誇っています。

2021年3月度決算にて同業他社比較
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基本情報

武田薬品工業の基本情報はこの通りです。

株価¥3,340
PER20.91
PBR0.99
配当金¥180
配当利回り5.39%
配当金支払い月6月・12月
2021/10/6時点の実績より
過去2年の株価チャート(2021/10/6時点)【出典:Yahoo!ファイナンス】

直近で株価が急落していますが、これは同社が開発中の睡眠障害治療薬の治験を一時中断するというニュースが影響していると考えられます。

  • 新薬が画期的治療薬として非常に期待されていた
  • 武田薬品工業が睡眠障害の治療の最先端であった

そういった事情から、信頼の反動で大きく下がる結果となっています。

配当金・配当性向

武田薬品工業の配当金・配当性向の推移はこちらです。

特徴的なポイントとしてはこんな感じでしょうか。

  • 年間配当金がずっと180円
  • 配当性向が荒れすぎ

配当金の支給については、以下の言及されています。

「株主還元」においては、1株当たり年間配当金180円の確立された方針としております。当社は、実質的な成長モメンタムは、中期に亘り継続していくことを見込んでおります。なお、当社は中間配当ができる旨を定款に定めており、当社の剰余金の配当は中間及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。

引用:有価証券報告書・3【配当政策】より

要は、

武田薬品工業
武田薬品工業

今後も成長の勢いは変わらんはずやで!

だから配当金は年間180円(1株あたり)をキープするつもりや!

中間・期末に分けてだいたい90円ずつで支給するわ!

と言ってます。

配当性向*については、2020年に天井を突き破っているのが気になると思いますが、これはシャイアー(アイルランドの製薬会社)買収に費用がかかりまくったため、配当金支給が一時的に余裕がなくなってしまったからです。

結果的にはこの年も減配せずに配当金を維持し、2021年には適正範囲内に戻っています。

とはいえ、個人的には黄色信号だと捉えています。

株主は「高配当」に期待している人も多いはずなので、万が一減配になるようなことがあれば、株価は暴落する恐れがあるでしょう。。

配当性向*:配当金を出せる余裕を示す指標。30~40%程度が一般的には健全とされる。数値が大きいほど余裕がなくなり減配の恐れがある。

配当利回り

今の株価と配当金から、配当利回りは「5.39%」となります。

悪材料のニュースを受けて株価が急落しており、配当利回りが非常に高まっています。

現物投資で長期保有するつもりなら、いずれ回復することに期待して今のうちに買うのもアリかもしれません。

たこまんじゅう
たこまんじゅう

もっと下がるか?いや、それともすぐに戻すか!?

個人的には、様子を見つつ買い増し始めています。

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業績について(稼ぐ力はどうか?)

武田薬品工業の稼ぐ力をチェックしていきましょう。

項目2017年2018年2019年2020年2021年
売上高【百万円】1,732,0511,770,5312,097,2243,291,1883,197,812
営業利益【百万円】155,867241,789237,685100,408509,269
営業利益率【%】9.0%13.7%11.3%3.1%15.9%
ROE【%】6.0%9.6%3.8%8.9%7.6%

営業利益率

まずは営業利益率についてです。

営業利益率とは、会社がどれだけ儲けているかを示します。

個人的には「10%以上」ある会社に投資したいと判断しています。

2020年はシャイアー買収に費用が掛かりすぎたせいで営業利益率が一時激減しましたが、これはさらなる飛躍のための投資。実際、2021年には直近5年間の最大値をたたき出す結果となりました。

すでに国内製薬業界でトップの会社ですが、今後の成長にも期待できます。

ROE(自己資本利益率)

続いてROE(Return on Equity)です。

ROEとは、株主から集めたお金でどれだけ利益を出したかを示す値です。

個人的は「8%以上」ある会社に投資したいところです。

武田薬品工業の直近実績は基準ライン付近をさまよう感じですが、ROEだけで判断しているわけではないのでひとまず悪くはないレベルだと考えています。

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財務について(安定性はどうか?)

武田薬品工業の安定性もチェックしていきましょう。

項目2017年3月2018年3月2019年3月2020年3月2021年3月
総資産【百万円】4,346,7944,106,46313,792,77312,821,09412,912,293
自己資本比率【%】43.6%48.6%37.6%36.8%40.1%

自己資本比率

武田薬品工業の自己資本比率はこちら。

自己資本比率とは、返済しなくていいお金の割合を示し、企業の安定性を測る指標となります。

一般的な企業においては「40%」あればそれなりとされます。

武田薬品工業はまさに「それなり」をずっと維持している感じです。

超健全な財務状態とは言えないが、倒産リスクが高いわけでもない。

これより下がってくると少し怖いですが、ひとまず投資対象としては及第点だと考えています。

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まとめ

武田薬品工業(4502)の銘柄分析結果をまとめます。

チェックポイント基準直近の実績評点(1~5)評価
配当利回り4%以上5.39%5株価急落の影響で非常に高配当
配当金の傾向増配傾向ほど良し配当維持3鋼の意思で年間180円を維持
配当性向30%付近74.8%1.5減配の懸念は否めない。減配したら暴落するかも・・・
営業利益率10%以上15.9%4シャイアー買収でステップアップ!今後にも期待
ROE8%以上7.6%2.5若干低いがまだ大丈夫
自己資本比率40%以上40.1%3及第点

総評としては、持っておいて損はない高配当株だと判断します。

武田薬品工業の特徴(再掲)
  • 医薬品業界最大手
  • 高配当をずっと維持している
  • ただし、増配基調ではない
  • シャイアー買収で業績好調
  • 倒産リスクは低い

「高配当なのに、業績が良くて倒産リスクが比較的低い」

これは高配当株投資をするのにうってつけの条件だと考えます。

ただし、減配の可能性などの懸念材料もあるため、業績・財務状態を定期的に確認しつつ投資を進めたいところです。

株式は分散投資による総力戦が基本戦略です。いくら高配当だからと言って武田薬品工業だけに偏りすぎず複数の有力銘柄に分散投資していきましょう。

他の有力銘柄について知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。

さいごに:日本株への投資はネオモバがおすすめ!

日本株への投資は、少額から始められる「SBIネオモバイル証券(ネオモバ)」がおすすめです。

日本株は単元株数(100株)購入が基本ですが、ネオモバなら1株から購入可能です。

使用感については以下の記事で述べておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

※本記事はあくまで個人的な判断基準に基づいて分析したものです。実際に投資をされるかどうかは自己判断にてお願いいたします。

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この記事を書いた人
たこまんじゅう

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セミリタイア(FIRE)を目指すサラリーマン。株式投資による配当金をメインに不労所得をコツコツ積み上げ中。お金が貯まるライフハックを試すのが大好き。趣味は旅行と食べ歩き。特技はデザイン書道。

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