【悲報】Kyash、改悪・・・
ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
Kyashは、VISA搭載型プリペイドカードで、クレジットカードと連携することでKyash・クレカのポイント多重取りができる超優秀なカードです。
2021/1/28、Kyash公式サイトから仕様変更のお知らせが発表されました。
Kyashのカードタイプは3種類ありますが、最もユーザーが多いであろう「Kyash Card」について要点をまとめるとこうです。
- 銀行口座からのチャージ機能開始(2/4〜)
- クレカからのチャージ機能廃止(2/4〜)
- Kyashポイント還元率1%→0.2%に変更(2/10〜)
- 月間ポイント還元上限が500→100ポイントに変更(2/10〜)
1つ目はふむふむOK。
あれ?
2つ目からとんでもないことが書かれてないか!?
そうです、これは実質の大改悪。。。
今後の利用価値すらも問われる大きな仕様変更です!
というわけで今回はKyashの改悪ポイントを整理し、今後も利用価値があるか、代替の高還元決済はあるのかについて徹底調査してみます。
※基本的には「Kyash Card」の変更点に着目して述べていきます。
クレカからのチャージ機能廃止
クレジットカード、デビットカードから入金する機能を廃止し、銀行口座やATM・ネットバンキングからの入金のみを対象といたします。なお、決済時に残高不足だった場合、連携したカードから差額決済が行われる機能(カードリンク機能)は引き続きご利用いただけます。
原文:公式ページより, 一部修正して引用
クレカを経由することでクレカ自身のポイント付与が発生するのがメリットでしたが、これが封印されます。
ただし、カードリンク機能は健在です。残高が足りない場合はクレカから引き落としとなり、結果的にはクレカ経由にすることは可能です。
ポイント還元率が改悪
ポイント還元に関わる変更点は以下のとおりです。
上項のカードリンク機能によって、クレカ→Kyashを経由して決済し、ポイント多重取りを狙うのが定石の使い方です。
この使い方は赤枠に当てはまります。
つまり、最もポピュラーな使い方においてKyashポイントは1%→0.2%に改悪されます。
たとえば楽天カードとKyashカードを連携する場合、今後の還元率は1%+0.2%=1.2%になるということですね。以前が2%だっただけに物足りなさを感じてしまいます。。
月間ポイント還元上限額も改悪
上表の赤枠でもうひとつキツいのが、ポイント還元上限の改悪です。
月間100ポイントまでしか付与されなくなります。
「Kyash Card」は発行手数料900円ですから、元を取るには最低9ヶ月かかるようになります。
また、月あたりの決済が100ポイント÷0.2%=50,000円を超える場合、機会損失のポイントが生じるようにもなります。
これは残念すぎる。。。。
Kyashは今後も利用価値があるか?
月間ポイント還元上限が厳しくなって旨味はかなり薄まりましたが、VISA搭載でどこでも使いやすい点と、クレカ連携で常時1.2%以上のポイント還元率は未だ強みです。
月あたりの決済額が50,000円辺りの方であれば今後も有効に使い続けられます。
一方で、決済額がもっと高かったり、ポイントの機会損失が気になる方は移住が視野に入るかもしれません。
代替の決済手段は他にあるか?
そうは言ったものの実は、Kyashほどの便利さと高還元率を誇る決済手段は他になかなかありません。。
いろいろ調べましたがKyashの完全上位互換は現状なく、個人が重視する基準を満たす手段を採用するのが最適と考えます。
よってここからは個人的な見解に基づいて述べていきます。
私が重視したい基準はこの3つ。
- ポイント還元率の高さ
- ポイントの使いやすさ
- 決済手段自体の使いやすさ
ポイント還元率は高いに越したことはありませんが、活用できる機会が少なければ意味がありません。また、どこでも決済しやすい汎用性の高さも求めています。
これら3つの兼ね合いを考慮すると、以下が妥当な候補になりそうです。
※ちなみに私は楽天経済圏民なので、楽天カードが使えるor楽天ポイントが貯まるならより嬉しいです。
楽天ペイ+楽天カード | dカードプリペイド+dカード | 【参考】Kyash Card+楽天カード | |
貯まるポイント | ・楽天ポイント | ・dポイント | ・Kyashポイント ・楽天ポイント |
還元率 | 楽天:0.5%+1% =1.5% | dポイント:0.5%+1% =1.5% | Kyash:0.2% 楽天:1% =1.2% |
ポイントの使いやすさ | ◎ | 〇 | ◎ |
決済手段の使いやすさ | △ | ◎ | ◎ |
備考 | 利用店舗が少なくて普段使いしにくい | 楽天カードでチャージすると手数料204円(税込)かかる | 月間ポイント還元上限が100ポイント |
参考としてKyashの評価も加えましたが、改悪してもなおそれなりにまとまって見えます。
今までがいかに破格の待遇で、今回の改悪が残念なものかを思い知りました。。
それでは、候補の決済手段について少し補足します。
楽天ペイ+楽天カード
楽天経済圏民のためのキャッシュレス決済です。
楽天カードでプリペイドチャージし、楽天ペイで支払うことでポイント還元率が1.5%となります。
楽天ポイントは、楽天市場での買い物や、つみたてNISAの投資、楽天モバイル・楽天電気などの支払いにも充てられるので、貯める価値が非常に高いポイントです。
ただし、楽天ペイ自体が普及しきれていないのが問題で、そもそも支払い対応してないお店が多いのが欠点です。
支払い可能店舗では積極的に利用していきたいですが、使い分けが面倒なところではあります。
dカードプリペイド+dカード
こちらはdポイント経済圏民にお得なやり方です。
まず、dカードプリペイドはMasterCard搭載型プリペイドカードで利便性はKyashに匹敵します。
dカードプリペイドの決済は200円につき1ポイント、つまり0.5%の還元率でdポイントが付与されます。
また、クレカからプリペイドチャージ可能でクレカ経由のポイント還元も狙えます。基本的にはdカードと連携し、dカードのポイント還元分1%を足して1.5%とするのが定石です。
なお、特定のカード以外でプリペイドチャージする場合は手数料204円(税込)がかかります。楽天カードは手数料がかかる部類なので相性が悪いです。。
dポイントはNTTドコモが運営するポイントで、最近急激に利用可能店舗を拡大していますし、格安モバイルプランahomoも好評です。
dポイント経済圏に期待するなら非常にアリな選択肢になります。
結論:Kyashとその他でうまく使い分けていく
Kyashに代わる決済手段の候補を挙げてみましたが、必ずどこかに一長一短がありました。(上記以外の決済手段もほぼ同じ)
高還元決済において、私が重視する観点ではKyashは未だに捨てがたいメリットがあるため、うまく使い分けていくしかなさそうです。。
個人的な結論としては、
- 楽天ペイ+楽天カードをなるべく優先的に活用
- 活用不可の場面ではKyashで対応
これが現状における私の最適解になりそうです。
今回、高還元決済界隈の情報を調べてわかりましたが、Kyashだけでなくいろんなサービスが仕様変更で引き締めを行い始めているようです。
ユーザーを増やすための、いわゆる「種まき」の期間が終わろうとしているのかもしれません。
だとしたら、今後ウマいサービスが登場するかは微妙なところです。。。
とはいえライフハッカーとしては探求を諦めたくないので、これからもお得なポイ活術をウォッチしていく所存です。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント