ごきげんよう。たこまんじゅう (@tako_waytofire) です。
株式投資をはじめて段々慣れてくると、株価が安いタイミングを狙って買いたいと感じるものです。
ですが、残念ながら株価を見極めて最適なタイミングで運用し続けることは人間には不可能です。
今回は「高配当株投資」という投資スタイルにおいて、読めない株価とどう対峙すればよいかを述べていきます。
はじめにお断りをすると、投資の目的は人それぞれです。
よって「これが正解」という絶対的なやり方はありません。
自分が腹落ちするやり方が正解だと考えます。
本記事もまた、私自身が株式投資を心地よく進めるために「こう考えると良かった」と思うことを発信するもので、同じ悩みを持つ方への共感や気づきになればと思い、執筆します。
ちなみに自分が投資をする目的について振り返ることはブレない軸を作るための良案になりますので、機会があればぜひ思いを巡らせてみてください。
株価を見極めるのは不可能
ひとつ興味深いお話をします。
指数(インデックス)に連動した値動きを目指す「インデックスファンド」と、それを上回る成果を出すために投資のプロが運用する「アクティブファンド」、どちらが勝てると思いますか?
実はインデックスファンドの方が勝率が高いといわれています。
感覚値の真逆を行く衝撃的な結果ですが、アクティブファンドの約7~8割がインデックスファンドに勝てなかったという統計があります。
投資のプロでさえ指数連動という機械的な運用になかなか勝てない、株式という世界の難しさを痛感する事例です。
「未来は誰にもわからない」
身も蓋もないかもしれませんが、株式投資において肝に銘じておきたい一つの真実だと私は思います。
そんな世界だからこそ、「大きく失敗しないであろう道を選ぶための考え方」さえ持っていればいいと考えます。
※いきなりインデックスファンドという言葉を使用しました。聞きなれないという方に向けて、かみ砕いた概要と魅力がわかる記事がありますので、よろしければ併せてご覧ください。
高配当株投資における基本的なスタンス
「大きく失敗しないであろう道を選ぶための考え方」について具体的に述べていきます。
今回は、私の投資スタイル「高配当株投資」を前提にお話しします。
高配当株投資とは、配当金を多く出してくれる株式を長期的に保有することで配当金をもらい続ける投資スタイルです。
手にした株式は売らずに長期的に保有するところがミソです。
つまり、安値で買って高値で売るわけではなく、配当利回り(株価に対する配当金の割合)が欲しい基準であれば買う、という形が基本的な考え方になります。
もう一つ大切にしたいのは、欲しい基準内であれば投資を続ける、ということです。
※「欲しい基準」の考え方は冒頭のリンク記事にて詳細を述べています
投資を続けると、購入した銘柄の平均取得単価が気になるときがあります。
たとえば今の価格が平均取得単価以上だと、割高さを感じて手が出せない気持ちになりがちです。
ですが、次にその価格まで下がる機会は年単位で来ないかもしれません。
下がるのを待っている間にどんどん株価は上がり、とうとう配当利回りは欲しい基準外に・・・なんてことになってしまっては機会損失だし、投資自体が滞ってしまいます。
よって、投資対象銘柄が欲しい基準内であるかぎり、高値なら小さく買い、安値なら大きく買う、といった継続的な投資を行うのが良いと考えます。
景気循環を考慮した投資の進め方
株式投資は、複数のセクター(業界)の銘柄に分散し、ポートフォリオ(投資対象銘柄群)を組んで運用するのが鉄則です。
また、経済には「景気循環」の性質があり、時流によって人気のセクターが移り変わっていく傾向があります。
ただし、強い騰落要因があればもちろん、全セクターが反応する局面もあります。
この性質を考慮して、継続的な投資を行うために私が実践している立ち回りはこうです。
ポートフォリオ全体が下がる
新型コロナウィルスが起因となった大暴落、コロナショックのような局面ではあらゆるセクターの銘柄が下がります。
大きな暴落は10年に一度ぐらいの頻度で発生しています。
ここが、大きく買いたいチャンスのタイミングです。
この局面で大きく投じられるように現金余力をある程度確保しつつ、日々投資を続けるようにします。
ポートフォリオの一部が下がる
景気循環や特定のニュースによって一部のセクターが下落するような局面はよくあります。
このような場合は、基本的に下がった銘柄を大きく拾っていきます。
ポートフォリオ全体が上がる
世の中が好材料ニュースで湧き立つときなど、株価が全体的に押し上がるタイミングがあります。
この時が最も買いにくいですが、配当利回りが欲しい基準内の銘柄は小額でも買い増すようにします。
経済大国アメリカの歴史からわかる1つの真実は、経済は長期的にみると必ず右肩上がりに成長するということです。
いつまでも同じ安値に留まることはない、と腹を括って「欲しい基準内なら買う」を続けます。
参考)ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、機械的に一定のタイミングで一定の金額を投資する手法です。
そのタイミングが高値であろうと安値であろうと、長い時間をかけて一定を貫くことで良くも悪くも平均に近づけることができます。
また、株式投資における損失要因は、えてして人間の感情的な動作によるところもあります。その点を排除できるのもひとつの利点ですね。
未来は誰にもわからない以上、大きく負けないことが重要です。
ドルコスト平均法はその「大きく負けない」を実現する一案となります。
したがって、長期的な投資が可能な方や感情を含まない投資がしたい方に有効な手法といえます。
※インデックスファンドのつみたて投資はこれが非常に有効
さいごに
投資の目的や手法は人それぞれで、正解はありません。
今回は、FIREを目指して高配当株投資をしている私がどういう考え方で投資を進めているか、頭の一部をご紹介させていただきました。
本ブログの立ち上げと同時に、投資知識ゼロからFIREを目指しはじめた私です。
正解はなくとも、目的達成のために理にかなった投資ができているかを自問自答しながら追求してまいりました。
その一端をここに示し、私と同じ悩みを持つ方々への一つの参考となれば幸いです。
投資において自分が悩み、結論を得たことを今後も発信していきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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